という事で記事篇です。

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今月の大特集は「ギターと人体」ですがその前にライヴレポとインタビュー。

まずはライヴレポですが1つ目は先月~今月日本銃弾ツアーを行ったMR.BIG。全国8箇所9公演行うという事で闘病中のパット・トーピー先生はどうするのかと思いましたがサポートドラマーと共にツアーに同行、レポの武道館ではライヴの途中からパーカッションで参加して一部の曲でドラムを叩いたんだとか。う~ん凄い。
もう一つ話題になっていたドリーム・シアターのIMAGES AND WORDS25周年記念ツアーのレポと共に少しだけでしたがジョン・ペトルーシ先生の今回の公演についてのインタビューもありました。
そしてもう一つはアクセプト。ライヴレポと機材紹介がありますが機材紹介のページの方が多く詳しく解説されています。
あとドイツのメタルの祭典WACKEN OPEN AIRのレポもありました。当日ネットでライヴ配信されていたので見た方もいるかと思いますが一部の動画はYouTubeの公式チャンネル https://www.youtube.com/channel/UCvQT6N9nu2BJ-lJuMg1jEZQ/videos で公開されているので興味がある人は見てみてください。

インタビューではサンズ・オブ・アポロ(ロン・サール、マイク・ポートノイ、ビリー・シーン、デレク・シェリニアン、ジェフ・スコット・ソートのプログレバンド)のロン・バンブルフット・サールは先日来日して行ったソロライヴの事とバンド結成の経緯、10月25日に発売される「PYCHOTIC SYMPHONY」の制作エピソード、一部の曲の解説等を語っています。
グレッグ・ハウは、名ドラマーのサイモン・フィリップスのプロジェクトに参加しアルバム「PROTOCOL4」を発売した事にちなんで登場。プロジェクトへの参加の経緯や制作の様子、ギターサウンドについて語っています。
フー・ファイターズのクリス・シフレットとパット・スメアは今夏サマーソニックで来日していましたがインタビューでは既発の新譜「CNCRETE AND GOLD」のレコーディングや楽曲の事がメインでした。
ストーン・サワーのジョッシュ・ランドとクリスチャン・マルトゥッチはまずは新ギタリストのクリスチャンの参加経緯、そして既発の新譜「HYDROGRAD」の制作エピソードを語っています。
コンチェルト・ムーンの島紀史氏は色々あってメンバー解雇の話からの新譜「TEAR OF MESSIAH」の楽曲解説や機材の事を語っていました。

いよいよ大特集の「ギターと人体」ですがDLCでもかなり異色なコンテンツでしたがそれは記事の方も同様、今までに無かった切り口の特集となっています。ギターを弾いていると手首を傷めたり思いギタを長時間持って弾いていると腰が痛くなったり色んな体のトラブルがありますが今回の特集では体の構造や鍛え方、トラブルの対処を知る事でより良くギターを弾ける体になれるような特集となっています。
まずはプロギタリストのインタビューを通じて体を鍛える事について知る事ができます語っているのはジョージ・リンチ、ジョン・ペトルーシ、ザック・ワイルド、SYU、リック・グラハム、海外勢はかなりごつい体の人が目立ちますがそれぞれ食事や健康に気を使っているのがよく分かります。特にリック・グラハムは以前は肥満体型だったのが今や別人の筋肉体型なのでこれから鍛えたいという方は参考になるのではないでしょうか。
お次は「ギタープレイと肉体」と題してギターを弾く時にどの筋肉を使うか図と共に解説しています。これを踏まえたうえでDLCの筋トレや体操を参考にすると良さそうですね。あとBREAKERZのSHINPEI氏のインタビューもあります。
お次は「ギタリストのための身体操作マニュアル」というギターを弾くうえで負担の掛かりにくい正しいフォームを写真と解説で紹介。フォームが変わるだけで手首への負担も軽減するので参考になると思います。できればこれも動画であった方が良かったですね。
次は「知っておきたいギタリストの”故障”と”対処法”」という事腱鞘炎になりやすい筋肉や起きる原因、傷めている箇所の特定方法、故障を防ぐためのエクササイズ等を紹介しています。やはり負担の少ないフォームが大事なようですね。個人的ににも経験がある腰痛についても解説&ストレッチも載っているのはありがたいです。
あと「素人おっさんギタリスト 脱力トレーニング」というコーナーもあります。その名の通りストレッチ等を通じてリラックスするというものでした。
最後はギタリスト22人に身体ケアのアンケートを行っています。意外にロックなギタリストでもジムに通ったりサプリを摂取して体には気を使っているんですね~。
という事で普段はなかなか知る事ができない情報でしたが個人的に参考になったのは「筋トレは好みに応じて」「無理はしない」「適宜タンパク質(プロテイン)やサプリを摂取」「負担を掛けないようにフォームは正しく」「演奏前後はストレッチ&マッサージ」といったところでしょうかね。

今月の連載講座はというとまず初心者向けのYG式ギター事始め帖では「ギター・ソロの入門編&ペンタの拡張」と題してマイナーペンタトニックスケールを使ったフレーズ+1音色んな音を加える事で響きが変わってくるので譜例と解説を参考に弾いてみると良いと思います。少しずつ難易度が上がってきているので参考音源くらいはあると良いんですけどね。

フランセスコ・ファレリの多弦派テクニシャン養成塾の今回のテーマは「8弦を使ったヘヴィ・リフ入門」という事で8弦ギター初心者向けの簡単なリフを披露してくれています。
http://youngguitar.jp/column/francesco07-201711
https://www.youtube.com/watch?v=8_kl89H7AEg
Ex-1は8弦のみを使っていてEx-2はちょっと複雑な感じですが解説付きでゆっくり弾いてくれているので覚えやすいと思います。まずはこういったフレーズで8弦のネックの太さに慣れつつミュートのコツを掴むと良いと思います。

GIT SUMMIT WORKSHOPは久しぶり?の五陸守先生が登場。「もっと速く、美しく! スウィープ上達法」と題して3つのスウィープ、エコノミーピッキングのExフレーズを披露してくれています。
http://youngguitar.jp/gsw
https://www.youtube.com/watch?v=LWrewymu7WE
難易度の高いフレーズですがゆっくり弾いてくれているのでまずはそれを参考にしてスピードを上げていく感じですかね。

メンテナンス関連の連載講座のYG TUNE-UP FACTORYは「ネックの接合方式とその仕組みは?」と題してセットネックとボルトオンについて解説とボルトオン方式のネジの締め方が掲載されています。ギターによってはトラスロッドを回す時にネックをボディから外さないといけないものもあるので参考にすると良いと思います。

今月は終わりの方に特別インタビューが掲載されています。今回はガルネリウスのSYU氏が登場。9月に発売したアルバム「ULTIMATE SARFICE」について楽曲解説をしています。そして新たに発売されたシグネチュアギターSYUNAPPERについても詳細な写真付きて紹介されています。

機材の記事でWEB連動になっているのがSCHECTERの国産モデルの特集。所謂シェクター・ジャパンのギターの製造工程が紹介されていたりWEB連動では現行モデル5機種を弾き比べています。
http://youngguitar.jp/web/201711-schecter
https://www.youtube.com/watch?v=bopROCqyQWU
ギタリストの岡聡氏がREXY、EXCEED、NV/DX、AR、RULERの5機種を弾き比べています。メタル系のサウンドが無いのは少し物足りない感じがしますがそれでもギターの良さが分かる動画なのではないでしょうか。

最後はろってぃーの Road to Guitar Heroineのシーズン2の第3回。今回は「"中の人"に"作曲"を学べ!!」という事でtatsuo氏を講師に迎えギターと鼻歌を使った作曲に挑戦しています。
http://youngguitar.jp/rotty/season2-lesson03
https://www.youtube.com/watch?v=ZhVtbwhcX6g
作曲には色々な方法がありますが歌メインの時は鼻歌は基本の一つですよね。初めて歌を作りたいと思っている方は参考になるかと思います。

という事で今月は体について知る良い機会になりました。自分は病人なので筋トレはできませんがそれ以外の事は参考にしようと思います。

ヤングギター公式サイト http://youngguitar.jp/
今月号(11月号) の記事紹介はこちら
http://youngguitar.jp/yg/yg-201711

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