という事で前回使用できなかったEJK1000の爪の部分を削って使えるようにしました。
写真は既に削った後の物ですが赤丸の部分がストリングロックインサートが入る所に干渉しているので両サイドを棒ヤスリで削りました。削りすぎは強度にも影響するので少し削っては入るか確認しながら作業を行いました。
実際に嵌めてみると
この嵌った状態で(フロイドローズの場合は弦交換の時と同様ブリッジに木材等を挟んで固定した状態で)弦を少し緩めてサドルのロックを解除してもEJK1000で固定されているのでサドルは動きません。
で、ハーモニクスと12フレットの実音を出して実音が高い場合はEJK1000のネジを時計回り、実音が低い場合は反時計回りに回すと調整できます。
調整前の写真を撮るのを忘れていましたが調整後。
フロイドローズはオクターブチューニングを合わせると8弦目のサドルがかなり下がっていてキャビティの端に干渉するギリギリの所まで来ています。
あと注意しないといけないのが写真を見て分かるように1~6弦はEJK1000の爪が入る隙間がある程度あるんですが7弦、8弦は殆ど無いのでフロイドローズは赤線の位置の僅かな段差にEJK1000の爪を引っ掛けて外れないように押さえつけながら使用。
FX Edge III-8は赤線の隙間に爪を嵌めると固定できて使用する事ができました。
という事でIbanezが想定してないフロイドローズやFX Edge III-8にEJK1000を使おうとすると自己責任で削ったり使い方を工夫しないといけないのであまりおすすめできませんがオクターブチューニングのやりやすさは格段に向上したので購入して良かったです。