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という事で記事篇です。

今月号のザック先生の表紙を見て「随分久しぶりだな~。」と思ったらなんと2010年の9月号以来(血栓症から復活したあたり)の登場なんだとか。という事で体調の事や前回以来の活動内容、プレイスタイル、オジーさんの事、これから制作する予定の新作の事、シグネチュアモデルの事などなど・・・少しずつ語っている感じかな?とはいえDVD収録の奏法記事と合わせてヴォリューム満点の記事になっています。

その他にもインタビューではスティーヴ・ルカサー、ハロウィンの二人、マーティ・フリードマン、BETWEEN THE BURIED AND MEの二人、大村孝佳氏等のインタビューが掲載されていて変わったところではアゲ嬢メタルバンドAldiousとTHE AGONISTのギタリスト対談。意外に思いましたがTHE AGONISTの日本ツアーのオープニングアクトをAldiousが務めたんだそうです。という事もあって話題は専らツアーの事。ギターの専門的な話はありませんでした。

奏法記事はなんといってもイングヴェイ!ニューアルバム「SPELLBOUND」のフレーズを分析。抜粋されたフレーズは曲名とCD Timeが掲載されているのでどこをプレイしているのか一目瞭然。テクニックについても解説されているので分かりやすいと思います。おまけとしてディスコグラフィーの掲載されていますがこれはまぁおまけですね。

今月号は1月発売という事もあってNEW YEAR SPECIAL EDITION 「Legendary Guitar Maniaxe」という名ギタリスト32人+αの伝説の愛器を紹介しています。クラプトン、ジェフ・ベック等の伝説のギタリストからロン・サールといったマニアックなギタリストまで1ページに一人もしくは2ページで三人の構成で補完されていて+αは小さなスペースに一人1本ギターが紹介されています。珍しいところではトニー・アイオミの29フレットギター(勿論左用)やエディー・ヴァンヘイレン所有の12弦スタインバーガー等が掲載されていました。こうやって色々なギタリストのギターを一度に見るのはなかなか興味深いものですね~。

先月号ではお休みだったWEB連動のSeymour Duncan Maniacの今回のピックアップはSTK-S10 YJM Fury。YJMの文字の通りイングヴェイのシグネチュアモデルです。

http://youngguitar.jp/seymour-duncan/sdpu_12

ディマジオからダンカンにエンドース先が変わりYJM Furyが作られましたが今回の記事ではディマジオの事には触れられていません。しかしながらイングヴェイが新たなピックアップを製作するというのはダンカンにとって相当大きなハードルだったようでその苦労が記事になっていました。そういった経緯が分かるとディマジオとの違いが気になるもの。

という事で比較動画を探したところありました。

http://www.youtube.com/watch?v=dBX9apVMO2c Dimarzio HS3 and Dimarzio YJM vs Duncan YJM Fury

前半がディマジオ(ネックがYJM DP217、それ以外はHS-3)、後半がYJM Fury。どうでしょう?ディマジオの方が粒が粗くパワフルな感じでダンカンはすっきり綺麗な感じでしょうか。ともあれダンカンが今のイングヴェイの望む音という事なのでしょう。

サウンド面での記事でもう一つ興味深い記事がありました。それは「放課後”電池”倶楽部」なる「電池」にこだわった記事。よく「エフェクターの電池の種類(メーカー含む)によって音が変わる」というまことしやかな話がありますが実際音が変わるのか検証するというもの。各電池別に電圧数を計測していますが(環境や計測機器によって違う場合があるので数値は参考程度)同じ9V電池でもメーカーやアルカリ、マンガンの種類によって全然違う!物によっては10V超えている物も!電圧が違うという事はサウンドにも影響を与えるという事なのでエフェクター毎のサウンドの変化の違いが書かれています。が、やはりここはその違いを音源なり試奏映像なりを収録してほしかった・・・。一つ評価ができる点はダイソーの100円のアルカリ電池もこの企画に使われている事。しかも意外に使える優等生なんだとか。電池代も結構掛かりますからこういう情報は有益でしょう。興味がある方は是非記事を読んでみてください。

あと最後に気になったのがKemper Profiling Amplifierという機材。アンプコピー機ともいえる機材で以前このブログでも紹介しましたが今月号ではその機材がハロウィンとアクセプトのウルフ・ホフマンが使用していると書かれていたのでこれからこういった機材が徐々に浸透してきていくのかなと感じました。

という事で「今月のヤングギター」にようやく追いつく事ができました。今月号は新年号という事もあってDVD、記事ともにヴォリューム満点で充実した内容でした。来月号ではなんとスティーヴ・ルカサーがDVDに登場するとの事!これは見逃せませんねぇ~。

 

※今月号の目次やPCでのちょこっと立ち読みはこちら

http://www.shinko-music.co.jp/main/ProductDetail.do?pid=2088371302

YOUNG GUITAR (ヤング・ギター) 2013年 02月号
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価格:¥ 980(税込)
発売日:2013-01-10

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